個展『茸帽子道中見聞録』大団円!!

8/21〜26まで開催していた個展『茸帽子道中見聞録』がついに終わりました。
最終日は二次元パレット(絵:武田尋善&音:小林拓馬)+鹿島信治(Conti)の合体ユニット『異次元パレット』による完全即興描き紙芝居的パフォーマンスをやってきました!
ちょっと映像がよくないけど、動画もアップしたのでどうぞ


今回の個展は、初めて個展をやった2002年から、気づけば10年目の個展でした。
そして、こんなに沢山のお客さんに来て頂いた個展も初めてです。
今回作った絵本『燦然世界/茸帽子道中見聞録』は全て完売。ぼくの手元にも無くなりました。
そして粘土作品の『旅人』達も全て旅立ちました。さらにうちの奥さんの作った『犬』まで!
絵もたくさん買って頂いて、こんなことは初めてです。
作品が売れればいいというものじゃないけれど、それでもこんなことって、素直にとても嬉しいです。


今回の個展の中に『旅』という作品があります。
また、作った本のストーリーにもあります。



それは、螺旋のお話です。
遠くに旅立ち、帰ってくる場所は元来た場所と同じ場所
しかし、その場所は決して元居た場所と同じではない。
繰り返しのようで、繰り返しではない。
その旅は繰り返しではなく、帰って来る場所は、元居た場所と見えない壁を一枚越えた場所にある。
それならば
旅は終わらない。
旅先と帰る場所の往復ではなく、すべては螺旋のように続いていくのなら
旅は終わらない。


元の文章とは違いますが、こうゆうことを、いつも感じます。
そしてそれは、ミノタウロスの迷宮を思い出し、さらにケルトの渦巻き、雷紋模様、縄文、自転、公転、DNA、銀河の渦巻き…などなど、すべての渦巻きに繋がっていると思います。


絵を描き始めたころ、絵はペンや鉛筆で描いていました。
とくに、ペンで細かい絵を描く事もやっていました。
それから、アクリルの絵の具を使い始め、パフォーマンスもなんでもやって、ぐるっと回って今、どこでもいつでも絵を描く為に、ボールペンとスケッチブックだけで絵を描来始めました。
ぐるっと回ったことで、螺旋のことも感じました。
その間に沢山の人と知り合いました。


ああ〜、絵を描くって、やっぱり面白いなあ。
とぐるっとまわって実感しました。



個展にご来場いただいた皆様、ご来場できなくても、応援してくださった皆様、本当にありがとうございました!!
これからもさらに凄いの描きます。
絵を描き始めたころによく言っていたこと『魂をふるわせるような絵』を目指し、また描きます。