母方の田舎が岩手の陸前高田なので、子供のころからよく遊びに行っていた。
畑や果樹園や田んぼでは東京にはいない昆虫がたくさん捕まえられるし、すこし歩けば海があって、ヤドカリやら貝を捕まえられるし、釣りをすれば海タナゴやアイナメが釣れる。
高田松原や、大船渡の碁石海岸での海水浴やおじさんの船に乗るのもすごく楽しかったんだ。
親戚と会うのもいつもおもしろくて、毎年遊びに行くのが楽しみだった。



ここ数年、東北で地震が多かったので、心配してた。
母親の話に聞いてたが、チリで発生した地震で大きな津波の被害があったことも聞かされていたし、でっかい堤防や水門も見た事がある。



そして、この間の大地震


陸前高田や大船渡、宮城、福島のどこにも親戚や知り合いがいる。
テレビを見ると、どこも酷い状況で、特に陸前高田は「壊滅的」とだけしか言っていない。
ネットで検索しても、避難者名簿にも載っていないし、状況は少しも分からなかった。
泳いだ砂浜の松林も、遊びにいった町も見る影もなく海に飲まれてしまっている。
ただ悲しくて悲しくて、涙がでるばかり。



ただ、なんとか生きているはず!と願うしかなくて、ニュースやネットでの情報をみていました。


そして、今日、親戚の無事が確認できました。


よかった…
本当によかった。



でも、まだまだ助かっていない人達のことを思うと、心から喜ぶこともできない。
できるだけ多くの人が助かり、元の美しい風景に戻る事を願います。